最新釣果  その4

2月21日。午前2時30分。女二人を乗せた白のカリーナは、二の腕と背筋の筋力アップ。そして、塩パックでの美肌効果を狙った目的で、飯岡港到着。
飯岡上空には満天の星が光っていた。そして「未確認飛行物体」まで…。
今日の鍛錬の為に二人は短い時間を惜しむかのように眠りに着いた。
女Tは眠りについた様だ。女Aは何度も通り過ぎるパトカーの赤色灯や車のライトが気になりなかなか寝付かれない。
やっと浅い眠りについた頃、Tの携帯がすさまじい音を立てた。メールの着信音だろう。思わず、上半身を起こしたが、当の本人は一向に気づいてない様子だった。軽自動車が止まった。仲乗りのよしてる君だ。するとぞくぞくと駐車される車たち。私は、外へでた。「私の仲乗りさん」こと斉藤さんも、支度を始めていた。
「そろそろ起きたほうがいいかも」AはTを起こした。
荷物を持って3号線にたどりついた。前日から、斉藤さんが左舷ともに席を取っておいてくれた。
ともより、斉藤さんT、Aと並んだ。Tを二人で、バックアップする体制を取った。
出船。港を出ても、さほど波も無い。今日は16名とかなり乗り込んでいたので、Tにはキャビンに早く行かないと席が無くなると言っておいた。Aはさほど寒さを感じなかったのでキャビンには入らずにいた。
斉藤さんと馬鹿話に花が咲く。エンジン音にかき消されないように、大きい声でしゃべりあっていた。
「風が吹いてきたな」仲乗りの高木さんが言う。それと同時に、船はバウンドを繰り返すようになった。
体が宙に浮くこと何十回。痔になりそうであった…。キャビンにいるTのことがきになった。
エンジンがスローになり、キャビンから、皆出てきた。しかし、Tだけが、でてこない。やられたのか?キャビンを除くとふらふらになりながらも、準備をしているのが見えた。
仲乗りの高木さん指導の下、Tは無事仕掛けを投入した。何度か小さい移動を繰り返していた船長は、もはやこれまでと、大移動を決意した。そして、また、大艫では爆笑の嵐が繰り広げられていた。その時Tは忽然と視界から消え去った。船のバウンドとともに宙に舞、垂直に落下してこなかった。そして、爆笑を買った。
何度と無く小移動を繰り返すが、筋力アップというよりも、筋肉が「ギシギシ」と悲鳴を上げている状態になってきた。
塩パックは、そろそろ満遍なく、顔中にしみこみ始めていた。
食べ物も底をついた。しかし、Tと斉藤さんをみるたびこの二人の口には食べ物が詰まっていた。
Aは昼飯にそなえ、空腹を我慢していた。





そして、水温2度下がり、南風が吹き荒れる、銚子沖の海に別れを告げる時間が来た。

帰路の1時間を爆睡してしまったTはきっと帰りの車は寝るだろうと思われたが、、異常までに元気だった。船の上で揺さぶられた胃は、絶好調で、昼の弁当を食べたあと直ぐに「なんかくれー」の合図を脳に出し、Tに命令したようだ。
コンビニで、タバコと飲み物を買うA。そして、Tは「ん!うまい」といって、なにやら食べていた。食べ終わったと思ったら、「おなかすいた。」と言った。これはきっと未明に見た「未確認飛行物体」の光線でやってきた、金星人がTの体を征服したに違いないと思った。
電車で帰るTは化粧を直そうとしたが、塩パックの効果が過激すぎて、それはもう、どうにもならない状態だった。
「ま!いいっか」とTは千葉から埼玉まで、電車に揺られて帰っていった。

                                 
























































































沖メバルだっ!
































なのに道具はこれなのね。