最新釣果 その8
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3名、大名釣り
「すみませ〜ん。鯵花鯛のほうが、3名しかいないんですよ。烏賊の方が多くて大きい2船で出なくては行けないんで、1号船の小さい船になっちゃうんですけど、いいですかね〜」と、清勝丸のおばあから、電話がきた。
私は3名しかいなくて出てくれるほうが気がひける。「行ってもいいんでしょうか?」
「1号船で良ければ、どうぞきてください。本当に申し訳無いですね〜」
ちあきちゃんに、速攻電話。「1号船って言うんだけど、いいかしら?」
「キャビンなしの船ですよね。明日雨ですよ。でも、釣りしてるときは,どうせ濡れるから,同じですよね」と快く快諾してくれた。
今回はちあきちゃんのサイトの常連さんである「ショージ」さんが、同行してくれることになっている。なんでも東京湾のびし鯵に行こうと計画していたお二人だが,なかなかの渋さに、急遽清勝での鯵釣りに変わったので、私も一緒に便乗させてもらった。
前日10時から2時まで寝れたので,異常に元気な私。家まで迎えに来てもらい、荷物を積んで飯岡港へと向かった。
飯岡へ着くと夜空にはちらちらと星も見え、雨が降るのはお昼頃からではないかと話していた。
すでに、船では烏賊船の準備が着々と出来ており,その中の2号船おおどもに「私の中乗りさん」こと斎藤さんが陣取っていた。今週は出張、出張の連続でほとんど家にいなかったという斎藤さん。金曜日も福岡から帰り、家に立ち寄りそのまま清勝へ来るという荒業をやっちゃうすごいお方なのである。
「斎藤さん今日も私達の分までがんばって釣ってきて下さいね。帰ってくるまで待ってますから」と、またもや斎藤さんにプレッシャーをかける女二人…。
烏賊船はまもなく清勝のかあちゃんと私達に手を振られながら、出船していった。
1号船が岸へと着き、荷物を運ぶと、右舷艫には竿がささっていた。
もう一人お仲間がいるということだった。私達は左舷に席を取りみよしより、わたくし、チアキちゃん、ショージさんと並んだ。1号船でのミヨシは始めての私。
なにげに、竿がけがはまらない。これが、色々と後で問題を起こすことになる。
5時30分私達4名だけ乗せた船は若船長の純ちゃんの操縦で出船した。
航海は後悔?
純ちゃんに絡むのを楽しみとしているわたくしは、「今日は凪かい?」湾内に居るうちから,操縦席に顔を突っ込む。「ええ。でも、湾から出るときがちょっと」と言う。「まあ、いつもだからね。あのふた揺れで酔う人は酔っちゃうから…」
と湾出口に差し掛かるとそこは、「まさしく!九十九里の波」恐ろしいくらいに波が横から襲ってくる。何隻も其処には船が波待ちで、順番を待っていた。波に押し寄せられ、そして、何度もUターンを繰り返し,1号船は外房の荒波にもまれる,木葉のように右へ左へと大きく揺れる。波と波の切れ間に進んでいく船たち。なかなかタイミングが合わない。そして、何度めかのチャンスがきた。純ちゃんは、エンジンをフルにして,勢い良く飛び出していった。もう、太陽が地平線から顔を覗かせていた。「船に弱い子ならもうとっくに酔ってますよね」とチアキちゃんは笑っていた。本当に私達三半規管が、ばかに造られていて良かった…。
「今日は釣れます!絶対釣れるような気がするんです」とチアキちゃんが言う。
「1時間後のチアキちゃんの顔が楽しみだな」意地悪な私。
「準備して下さい」エンジンがスローになり席へと戻る。
付け餌のオキアミを受け取り,仕掛けをセットする。以前に購入した「いさき用3本空針」餌と針さえつければ釣れる!と言う信念の元に選択した(あまってたからともいう)「姉御のためにちゃんと切ってきましたよ」とイカ短を差し出してくれるチアキちゃん「ええ娘やのぉ〜」
私は根魚の餌担当で、昨日イトーヨーカ堂とジャスコをかけめぐり、「千葉県産、真鯖1匹198円」を2匹購入していたのだが,冷蔵庫の中に置き忘れ…トホホ。なんとか、鯵より鯖をGetしなければならない任務を背負っている。
まずはイカ短、オキアミ,オキアミの順番でつける。しかし、一向にあたりがない。ぽつぽつと雨が振り出してきた。
しばらくすると、魚からの生命反応。巻き上げると中鯵が1匹と下にしこいわしが付いてきた。
チアキちゃんと今日は「ひらめ」も狙ってしまおうとひらめ様の竿も持参したのでこれはえさになるぞ!とたるの中で泳がせる。しかしこいつが今日のくせもの。悪の根源だった。
こませが効き始めたのか、金色の大鯵も釣れ出すが,いっこうに止まらないしこいわしの攻撃。トリプルで鰯なんて時が多い。そしてこいつらは仕掛けをぐちゃぐちゃにしてくれる。雨もひどくなり、手がかじかんでいる状態で細ハリスを解くのはイライラする。
解く解く…。ぐちゃぐちゃ。釣れる釣れる…。いわしいわし。の連続で私の婚期は根気はパーンと弾けた。もう帰ろうよ!寒いし…。
しかし他の二人はしっかり、ちゃんと、しゃくって、しゃくって釣り上げている。「あんたたちなにもの?」 私は異性人を見ているのかと思った。
こうなったら、雨の中煙草を吸ったり,おにぎり食べたり…。違うこと考えないと本当に嫌になっちゃうのでタバコを吸おうとライターを取り出すと「ボチャ」っと桶にライターが落ち、すかさず取り出してくれたチアキちゃんのライターもこの雨の中命を落としたただの箱になってしまっていた。
もうこうなると、イライラするしかないのである。もう、おちついて、イライラするしかないのである。
あーそうだ!船長と絡んでこよーっと!
「根魚いくの?」 (あきたからはやくいこうぜ!)
「もう9時なのに…。鯵釣れてないから…」 (もう十分だぜ!早く行こうよ)
「どう付きの仕掛け持って来たんだけど」 (うひょひょ!)
「う〜んどうかな?胴付だと釣れないかも…」 (なんでだよー)
「ふーん。そうなの?」 (つってやるぜ)
「でもやってみてくださいよ」 (竿二本あるしね)
無駄な抵抗
しばらくすると「10分ぐらい移動しまーす」と船長。とうとう根魚POINTに移動だ!
雨は、一向にやむ気配がない。というよりドンドン激しくなってきた。
先ほど釣り上げた、小鯖をナイフで切り餌として使う。
「胴付仕掛じゃ釣れない 」と船長に言われていたがヒラメ竿に胴付をつけて置き竿にした。しばらくすると、隣でちあきちゃんがメバルを釣り上げた.
潮廻りの合図が出て仕掛を回収する。ヒラメ竿のほうにはいまいましい、小鯖がついていた。共食いだぁ!仕掛はぐちゃぐちゃになったので、取り替えた。
やはり、「二兎追うものは一兎を得ず」である。私は船長の言うことを守らず、胴付にこだわった。すると、今までにないあたり。がくがくとよいひきをする。
いつもは竿がけにかけて、やり取りしてしまうのだが、今回は竿がけをセットしていないので30mを必死で巻き上げると、メバルさんがお目見えだ!
「やったー!」そして、すぐ又投入するとすぐあたりがくる。が、ふっと竿が軽くなる。みると、先ほどと同じ真中の針にかかったらしく、ハリスが切れていた.
胴付の仕掛けは、もうなかったので、このままやることにする。
竿がけもセットした.すると、またもすぐに、がくがくとなるものの、先ほどと同じハリス切れ.1本針になってしまったが、それでもこれでがんばる!とおもったとき「このポイントは12時までですので、これで終わりにします」と船長から、終了の合図が出た.
雨降って地固まる。てか?
かたづけもそこそこに、雨の降りしきる中船尾に座りながら眠りに入る3人.
もう、カッパ役目を果さなくなった防寒着は重く、潮風に吹かれて冷たさが増す。
もう春だったはずなのに…。
港につくとお母さんが、まっていた。「さむかったでしょ〜」「よくがんばってくれたね」と温かく迎えてくれる.荷物を運び陸に上がると、フラフラしてきた.
しばらくすると、イカ船の2艘が帰ってきた!「さいとうさ〜ん!おかえり〜!」
大きくてを振る私とチアキチャン.「いかさ〜ん!おかえりー!」と言いたかった。←嘘です(^_^;)
斎藤さんはいつもの2人からの口撃がなかったおかげで、真剣に釣りが出来たらしく、どうどうの、竿頭。
私達に10杯のするめと10杯のやりイカのお土産をくれた。
チアキチャンと私は深く感謝して、飯岡の港を後にした.
この3人の勝負は…。
しゃくりの天才肌ちあき嬢1位。
ブラックバスで鍛えた腕は半端じゃないぜ!ショージさん2位
本当に釣りしてたの?あねご第3位
でした。
もっとガンバローよ!私…。(それは無理かな。)
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