最新釣果その35

 最初の沖釣りは、八丈島だった。
忘れかけていることだが、次の釣りは確か…内房だった気がする。
今はめったに行かなくなった内房だが、以前はよく出かけていた。
那古船形、勝山、保田、金谷、竹岡、上総湊…。
わけもわからず、行っていた釣り。
釣りに行きたかった訳でもなく、隣にいた人の顔を見ていたかったから、くっついていっていた釣り。
魚を捌いて一緒に飲む酒がうまかった。笑いながら怒られてるのが好きだった。
帰りの車で寝ると、ものすごい勢いで怒られた「同じ条件だと」
「下手くそ」と言われて、悔しくて何度も泣いたこともあった。
甘い思い出と、苦い想い出が混在する内房。
1人になった時、途方に暮れていた私だったが、釣りだけは辞めるきにはなれなかった。
しかし、想い出の詰まった内房には足が向かなかった。
内房からの長い渋滞には想い出がありすぎたのだ。

『今度KOBUさんと、まっちゃんで、内房のカワハギ行くんですよ』
わはは管理人のタカギーさんが言った。
「カワハギね。行こう行こうと思ってなかなか行けないんだよね。仕掛でも買えばいくかと思って買ったんだけど」
『じゃあ、姉御さんも行きますか?カワハギ対決しますか?』
「対決?負けないよ!」私の負けず嫌いな性格を熟知してるかのように、『勝負』を言い渡すタカギーさんに私は、OKをだした。
自分の竿を買う許可が出て2本目に買ったのが、「カワハギに最適」と書かれた安物の竿と、小型のリールだった。ピンクの竿は海に落としちゃったけど、コイツだけはまだ持っている。
内房の釣には全て『想い出』が付いてくる…。
待ち合わせは、木更津南の出口に4:00。
前日、おかちゃんと『サルブロ』にて黒ムツと、塩辛、スルメイカを頂きながら、生ビールを○杯のみ○時に家に帰ってきた。少しは寝ないとまずい…。っていうか、かなり酔っている…。
起床2:30出発3時チョイ前…木更津南には3:30に着いてしまった。
しばらくするとKOBUさん運転の「TEAMヨコハマ」またの名を「トホホスソ隊」の3人様御一行がやってきた。
軽く挨拶をして、速攻、富岡を目指す。
一般道は、がらすきであった。
国道127号線の景色は以前と変わらないように見えた。(コンビニ多くなったな)
そうそう、ここの釣具屋で「もえび」買ったな…。
前は、24時間だった「としまや」は真っ暗だった。
あぁ…ここのコンビにトイレ御用達だったな…。とか、忘れていた「そいつの顔」まで思い出した。
トンネルが続く道路は、綺麗になっていた。
途中で、館山道に入り、終点まで行くともう港は直ぐだった。
「見覚えないな…」ここは始めてくる港らしい…。富浦港「ゆたか丸」にお世話になった。
荷物を抱え船まで歩く。
荷物をまっちゃんが受け取ってくれ、「あねごさん、どうぞタカギーさんの横に座ってください」と冗談のように言う。
「えぇ…?!たまには、KOBUさんとか、まっちゃんの隣で釣りしたいけど」
「遠慮しなくていいですよ。さ、どうぞどうぞ!」
「えさはこれね。乗船名簿書いてください」船長が、まっちゃんに渡し書き終わるか終わらないかの所で、ボツ…ボツ…ボツボツボツバシャバシャバシャ…ザーザーと雨が勢い良く降ってきた。
慌てて、全員カッパを着込む。
「なんなのよ〜これー!船に乗ったとたん雨って!」
全員着終わったところで、雨が小降りになる…。
神様は、『トホホスソ隊』に容赦ないようである。
航程5分と言ったところだろうか?「水深27m」という。私は、思いっきりなシンプル仕掛の2本針をセットした。
中錘&集魚版は使わない。っていうか、持ってない。
『スゲ〜魚影が濃いよ』とKOBUさんが、竿を大きく曲げながら言う。
まだ、私とタカギーさんは、餌付け終わったところであった。(指短いってそんなのかな?)
『ぎゃ〜!なんじゃこれ〜!エソだ!怖いYO〜』巨大ソエにKOBUさんが泣き叫ぶ。
魚影は濃いが、外道の連続HItに今までの好釣果が嘘のようである。
「今日は早く20枚釣って早上がりするんだ」まっちゃんが、大きいことを言う。
「え?もっともっと釣れる状況でもはや上がりするの?」
「そんなに釣ったてしかたないでしょう」
しかし、言葉とは裏腹に、なかなか、カワハギは姿を現してくれないのである。
想い出の竿は持参したが、『沖釣人』さんから頂いた、「カワハギ用のインナーガイド」の竿で今日は、やってみることにした。『カワハギ専用』なのである。なんかちょっと、釣れそうな気がする…。トラギスと、ベラと、小型エソが、良く釣れた(>_<)
隣のタカギーさんは、もう3枚釣っていた。「たーさんうまいじゃん…。やっぱ私下手くそなんだな"p(-x-〃) イジイジどうやってつればいいんだよ〜」
『姉御さんは、中錘つけて無いから、たるませは出来ないし、叩き釣じゃないんですか?』
かんしゃくを起こしたように、ムキになって竿を上下にゆする、一瞬「新○成に良く乗ってる子」を思い出す釣法だ。「中錘の予備持って来れば良かったですね」
そうだ。荷物の中はそのままだから、アレがあるかもしれない。
『これどうかな?』と、5連結サルカン(?)スイベル(?)を差し出す。
「いいんじゃないですか?」装着して、また、叩き釣りを繰り返す。
すると、ミョウに小さい、本命カワハギ君が釣れた。
「最初で最後かもしれませんよ」いやなことを言う、タカギーさん。
ムキになってリリースしてやった。
船長がポイント移動をした。
すると、爆釣ポイントにあったったらしく、いい感じで、3連荘した。
ベラの猛攻がすごかった!相変わらず、ベラとか、トラギスの猛攻にあいながら。
そんな中好調に、Hitし続けるタカギーさん。ベラを釣った。「ベラロケット」できますね。とKOBUさんがタカギーさんに言うと、タカギーさんは、ベラを空中高く飛ばし投げた。
『あ〜あ…そんなことして。きっと、タカギーさんも同じ目にあいますよ。車にぶつかったとき、勢い良く空中に舞うんでしょうね。そして、着地に失敗して、縁石かなんかに頭ぶっつけちゃってそれが原因で死んじゃったりするんでしょうね。』
(   ───┬___───┬)ジロッ
「あぁ、アネゴン怖〜い!姉御さんすみませんでした。」
それから、ベラの執拗までの怨念が続く…。
「ベラッベラッベラッ♪」と中森明菜のデザイアーを歌い始める。
それから…。まっちゃんと、KOBUさんの掛け合い漫才が始まる。
「あなた〜それはべらですから!残念!」浜田陽区の「ギター侍」のネタを永遠と続ける。
私は、笑い過ぎると、喘息が出始め呼吸困難になる…船の上で初めて、気管支拡張剤を
投入する羽目になるまで笑い続けた…。
憎いぜ!この笑顔!通風になっておしまいなさい!タカギーさんは、笑いながらも、コンスタントにカワハギを釣り続け…そして、カワハギのイッカもやってのける…まっちゃんは、Daiwaから新発売された、「チタン合金スーパーメタル。やけに高いカワハギ竿」で、釣っているというのに…。
タカギーさんは、まったく空気を読まない。あれよあれよと、ツヌケを達成!
他の3人はというと、追いつ追われつ、な釣果…。
『もう、アオリヤリなよ』KOBUさんからまっちゃんから、ねたみ攻撃を受ける…。
「どうすんのよ!アオリの竿持ってきたんだったらやればいいじゃん!ぐずぐずしてる男は嫌いだ!やんのかやらないのかハッキリしろ!」と、いわれの無い口撃を受ける。
「姉御さんこわいぃ〜」とシブシブ、アオリイカ竿を準備する。
超売れしそ〜!その間私達は、タカギーさんの釣果を追うことになる。
カワハギポイントに入ったらしく、次々と釣り上げる。
私もなんとか5匹目を釣り上げた。
しばらくして、「あ!きたみたいですよ〜ん」としゃくっていたタカギーさんが笑顔で言う。
3人とも、タカギーさんの竿の行方を追う。あがってきたのはすみいかだった。えぎからはずし、樽の中へぽちゃんと入れる。「うわ〜ぁ〜カワハギが真っ黒になっちゃいました〜」
私たち3人はププ( ̄m ̄( ̄m ̄|壁| ̄m ̄) ̄m ̄)ププタカギーさんの詰めの甘さを笑った。(ええ。悔しかったんですよ)そして『目笑ってる?』自分から突っ込まなくてもいいです!、タカギーさんの竿がまたしなった。
全員見守る中上がってきたのは、本命「あおりいか」小ぶりだが、このサイズが一番おいしいという。
KOBUさんは、すかさず竿をチェンジした。
イカオヤジのまっちゃんも…。
ところが驚いたことに、まっちゃんはあおりイカは初めてだという。
そしてまた…!!!くっそ!タカギーさんの竿が曲がった。何やっちゃってんだろうね〜この人は…。「管理人は釣ったらいけないんですよ!面白いのが一番!」な〜んて貧果な私を慰めてくれていた人とは思えない「爆釣」状態なのだ…。本人はさぞかし面白かったんでしょうね〜。こっちは全然…楽しかったですけどヽ(゜▽、゜)ノ ウヘヘヘ
だって、あがってきたのは   たこだも〜ん!
そして、みんなが、こずき初めて1時間…
まっちゃんに当たりが…Σ(^∇^;)えええええ〜
よ!男前!

ヽ( ´¬`)ノ ワ〜イ !!
(⌒▽⌒)/゜・:*【ネ兄】*:・゜\(⌒▽⌒)
なーんて言うのもつかの間。。。。。。。。。

ガハハ!墨を吐かれてもいい男!(^w^) ぶぶぶ・・・

こんなんなっちゃいました…。

黒墨吐かれて…。よろこびぃ〜!


ってわたしがね!(ё。-)・・☆うふ


そして、終了間際、KOBUさんが、同サイズのアオリを釣り上げ、うひょひょ〜の大喜び!
これで、チームヨコハマは、喧嘩せずに帰路に着くことだろう…。

って!私は何なのよ〜!やっとツヌケのカワハギでした。

イケメンな三人衆!だと…勘違いした日であった。

内房の呪縛から逃れるために、数年前と同じ道を通りながら帰った。
もう、何も恐れることなどなかった。いい想い出になっていた。
それは、以前より楽しい想い出が出来たからだ。
誘ってくれた、わはは爆釣隊タカギーさん。本当に有難う。
KOBUさん、まっちゃん!楽しかった…有難う。
これからは、内房にも進出しよ〜かな?