最新釣果その2
一休のバイトが終わり家に帰り米を洗って、髪を染め、炊飯器のスイッチを入れ風呂に入り、おにぎりを12個作った時点で1時だった。
2時に用意をして2時30分にはおかちゃん宅まで行く予定だった。ソファーに横になりながらテレビを見ていたはずだった。
メールの着信音で起きた。(寝てたってことね)『出ますよ〜』とおかちゃんから…。
時計は2:45を指していた。
「おかちゃーん!大変!今起きた!」
「えぇ!間にあわへんよ」
「お願〜い!迎えに来て」と顔だけ洗って化粧もせず目の前の国道に荷物を持って待つ。
「あ!携帯」でも取りに行ってる時間はあるのか?全力疾走で荷物を置いたままアパートまで猛ダッシュ!が、あせっているときはどこにおいたかさえ覚えていない。
まとわりつく猫を放り投げながらまた鍵を掛け、ダッシュで国道まで戻るとおかちゃんの車が止まった。
荷物を積み込みおかちゃんの全力疾走が始まった。
心臓バクバク…。今日は取材。私が行かなくてどーするよ!
とか言いながらシャークに「かつらでも付けて、はーふ♪とへいちゃんで取材してもらって!」と遅刻しそうだと言うことを伝える。
さて、少し落ち着いたところで化粧でも…と、無い。
化粧ポーチが見当たらない!慌てて家に戻ったとき放り投げてしまったのか?
命に次に大事な眉毛が無いのに…
そして取材なのに…こんな触角の無い私を皆さんにお見せするわけにはいかない。
というか絶対嫌!っていうか、触角が無いと釣れない!コンビニで化粧道具を購入。
無事、顔壁を塗り、触角を書き足し…コンビニで5,000円近く使ってしまった。
一休でのバイト代が全てパァ〜。
おかちゃんの素晴らしい走行で無事出船30分以上前に着き(ハエ〜)支度をしようとトランクを開けると…
ゴロ〜ン と化粧ポーチが落ちていた。急いでいたので、カッパを入れたかばんのチャックが全開そこから、コロンと落ちた模様…
『5000円がぁ〜!』 最初シャークに迎えに来ていただくことになっていたが、夕方平ちゃんの車が都合よく故障し(爆)私はおかちゃん宅へ急遽行くことになったので、これもそれも「平ちゃんのせいだ!」と八つ当たりをする!
もうだめ!っていうか、意欲とか絶対釣ってやるとか、そんなことどうでもよくなっていて。
乗船できるだけでも良かった。おかちゃんに感謝…。
まぁ、後は船から落ちないように祈るのみであった。
担当の村上さんと挨拶をし船へと向かう。
はーふ♪が「ミヨシは嫌とか陽の当たるほうがいい」とか…かなり我儘なことを言い出す。
今日は私の取材で、普通「姉御釣りやすいところに座ったら?」なんていってくれると思うけど、結局そんな優しい言葉をかけてくれるのは誰も居ない訳!
完璧に私は男なわけよ…で、私が席順を指示する。
左舷ミヨシおかちゃん、続いて姉御、平ちゃん、シャーク大艫にはーふ♪の順で座る。
月も星も出て風もあまりなく良い海であった。
ここのところ、黒ムツ様のご機嫌が悪いので、鯖狙いとなっている。
おかちゃんやシャークから貰って食したのだが、めちゃめちゃ旨いのである。私は鯖の刺身が大好き。これは釣り人の特権。でも黒ムツも食べたい。少し風向きが変わり、波が出てきた。「あ〜外房の波だぁ〜」と村上さんが悲鳴を上げる。ちょと外房の海は苦手なようだ。
『サミングしてください』と忠男船長の合図とともに仕掛けをシュルシュルと下ろす。完璧に下ろせた。10mほどしゃくりあげるが反応無し。
ポイントを移動するとシャークが黒ムツを早々とあげる。
そしておかちゃんも…結構でかいのである。
平ちゃんと二人目を見合わせ…「全く!感じわりーよ!平チャンだけだよやさしいの」そしてはーふまで…。(;一_一)
「平ちゃん釣らないで…」と懇願。「え〜」平ちゃんの困った顔が面白かった。
空が白くなってきた頃鯖が釣れ始めた。いつもは邪魔にする魚なのに、今日はウホウホ良いながら釣る。鯖とは違うあたりにもしかして…。と思ったが途中でばれた…鯵だったかな?鯵も最近全然見てないな…。鯵釣りて〜!
などと叫んでいると鯖も居なくなり始めた。
「カサゴいきます」と忠男船長がポイント移動を告げる。
私は岡ちゃんが作ってくれた『釣れまっせ!』仕掛けを取り出す。
私のラッキーからのオレンジ針の仕掛けと、金針にオレンジのビーズがついている仕掛けだ。どっちを先にしようかな?と聞くとやはり実績のあるオレンジ針からのほうが良いとおかちゃんからのアドバイス。先ほど釣った小さいゴマ鯖をおかちゃんが丁寧に捌いてくれた餌をつける。
投入後糸ふけを取ると、ピクピクと生命反応。巻き上げると小さいカサゴが着いていた。
村上さん慌てて写真を撮る。
「そんな小さいの写真撮るな!」と忠男船長がマイクで叫ぶ。
えぇモチロン私だって恥ずかしいです。
でも、だって…村上さんが喜んで写真撮るんだもん…
「これが最後かもしれないし」と船長に言い訳。いや、しかしよく撮るもんだなぁ。
私がカメラマンのアシスタントしてる頃こんなに撮ったっけなぁ〜。って、私は商業写真だったから、人物のように表情もないし…。ライトの当たり方だけ問題だったわけだし…。
「ねぇ。もういいでしょう?」って怖い顔をする(爆)やっと投入が出来た。
するとなにやらシャークが真剣な顔して竿を見てる…。聡船長がタモ取りなんてしてる。
「鬼カサゴだ!でかいじゃん!イエ〜イ!」と喜んだように見せかけたが、(大爆)
「マジむかつく」と平チャンに吐き捨てるように言い放す。(自爆)でも彼が釣った今までの鬼カサゴの中では一番大きく、ちょっとキロにはかけるが立派なサイズだった。
写真を取り戻ってきた村上さんが「陰になるんで私の席に移動して写真取らせてください。10分でも良いですから」と言われたので、船長の移動の合図とともに席を変わった。
『潮が流れてませんから、誘ってください』と船長からの指示があり、竿をあおるとバシャバシャとシャッター音がする。あんまり撮るなよ。恥ずかしいよ…。
っていうか、ちゃんと修正入れろよ!とややうつむき加減。
ひとしきり撮り終えて村上さんの「エアロビクス」の話を聞いていた時「ググン」と竿先が引っ張られた。そしてまた。。。
「姉御さん。きてますよね?」って村上さんが聞くが、私は真剣なときマジで喋らなくなってしまう。ごめん。返事しないで。
とりゃ〜!と竿を大きく合わせる。と少し手で巻き上げ、電動スイッチON!いつもなら竿掛けにかけるところでは有るが、竿がけの位置が悪いので無理やり掛けてばらすのも怖いのでそのまま手持ちとする。が、すごーい引きなのだ。村上さんがタモを持ってきた。
「姉御?あったったん?」と岡ちゃんが覗き込む。そして聡船長も来た。
「サメかな〜?」と私のガクガクいう竿を見て二人で言い合う。
「え?サメなの?サメでもさぁ、タモ放り投げて帰らないでね。それが一番寂しいんだからぁ〜」と懇願する。
「やっぱり違うな」「もじゃもじゃさんごか、サメでっせ」とまたしても言い合う。
「そうなの?サメなの?」急に左腕が重たくなってきた。
水面に天秤が見えたとき「赤い」と聡船長が叫ぶのですが「錘もオレンジなんだよね」と、ふてくされ気味に言う。
もう少し巻き上げ竿を立てると「鬼だ!でかい」とさっきまでの態度とはまるで違いすばやくタモを入れる。
水面を見ていなかった私は、タモにすくわれた魚を見て…
「ギョエ〜!」と驚き、
「ギャーマジ?スゲーうれしぃー」と雄叫びを上げると、「つまんないなぁ」と聡船長がボソっと言いながら、カメラを取りに行った。
足がガクガクしていた。腕もジンジンしていた。
「眉毛ある?」ウンウンとうなずき笑いながら聡船長が写真を撮ってくれた。
秤でカサゴを計ってくれた。
「あ〜残念!ちょっと足りない1.85kgだ」
おかちゃんが、棘を切ってくれた。そして、海へ放り投げようともした。(爆)
おかちゃんの仕掛でまたもや鬼カサゴを釣った。
それから、グラビアアイドル並(語弊はありますけど…ウルセー!)の撮影。
あ〜もってください、こ〜もってください。とか。。。
もう、魚を持ってる腕が持ち上がらないの。「ヒィ〜!もう腕が痛いよ〜」
「頑張ってください、もう少し後1回」
「あと1回が長いよ〜」
「はい。もう1枚ですから」
「いいかげんしろぉ〜」
やっと、投入した頃には終了の時間が来ていた。
下船後にも聡船長との撮影。
へいちゃんが、クーラーをもってくれた。聡丸の駐車場までの急な坂道はかなり堪える。
駐車場でまた撮影。噂のレフ版を広げどアップ撮影眉毛だけは書かせて頂いた。
そして、集合写真を撮影して本日の釣行は終了した。


ファンレターが来ません。恥ずかしがらずに姉御までメールをしてください。byシャーク