最新釣果  その13


毎年、毎年、思うことだが、「もっと早く行けばよかった。」
わかっている。自然相手だもの。魚だって、食指(指は無いが)が伸びないとき時もあるだろう。
「今日は、いわしじゃなくて、あじがたべたいわ。」なんてときもあるだろう。
わかている。なんの努力もしないで、ここまできてること。
わかっている。私が釣った平目たちは「激渋の中の1枚」でないことを。。。

9月6日 やっと夏になった、ここのところの陽気。ヒラメは冬!と決めている私も、一回は、トレーニングをかねて夏ヒラメにいく。トレーニングなのだから、つれないと何の意味にもならない。結構強気な心構えだ。だから、船宿HPをみて、釣れている時に行く。しかし、皆、同じ考えなんだ。
本日は、絶好調を依然キープしている、飯岡港「清勝丸」におじゃました。出船2時間前にもついてしまった私は、クー−ラーボックスを3号線右舷胴の間に置き、席の確保。私は「とも」にこだわったりはしない。時間ギリギリに来てもヒラメ船だけはいつも胴の間は開いている。
こんな広い海の上の船の中のことで、釣れる釣れないはあるのだろうか?それは、ただの迷信なんではないだろうか?…。まあ、そんなことはどうでもいいが、こんなに早く来ても、もう、たくさんのクーラーボックスが、おいてある。
いつものように、出船ギリギリではないので、とりあえず、仮眠をとることにしたのだが、隣に止めている車のおっちゃんが、ドアを開けたり閉めたり、ライトをつけたり消したり、そわそわしている。うれしくって仕方ないようだ。
そんなこんなで、安眠を妨害されて、結局一睡もしないまま、出船することになった。

私のひらめ釣のこだわりは、遊動仕掛けを使わない。ギャング針を使わない。シングル針で勝負する。この2点だ。
が、最近、ルアー釣りで使われるブレイド(?)みたいのをつけたり、錘もなまりではなく、キラキラと反射板が付いているカラフルなものが、釣具店をにぎわしている。金のない私はいつもなら、見向きもしないが、仕掛けを買いに行ったとき、財布の中に金が入ってないことに気づく。それならば、カードで買うしかないのだが、400円ぽっちをカードで買うのはしのばれるので、そのカラフルな錘や、しかけ、そして、バッグまで買ってしまった。そして、また、ローンレンジャー、に変身してしまったのであった。。
話はそれたが、その『大塚さん』(めざましテレビではない)プロデュースの錘を使って、爆釣のひらめをこれまた、もっと爆釣にしてやる魂胆で今回使用してみた。
飯岡の冬ヒラメは航程40〜50分かかるが、船長にどのくらい走るのか訪ねると、10分ぐらいだと言う。昨日、外川まで最初に走ったが、釣れていたのは、港直ぐそばのポイントだったので、今日はそこから攻めると言うことだ。
あ!というまにポイント到着。気合十分だが、なんか違う。何かが違う、違和感をおぼえながら、イワシを投入。しかし、ここでは、あたりがでなかったようで、即移動。又、移動。またまた移動。
そして、移動直後に今回のバタバタは始まった。
右舷とものひとに、ヒット。そしてそのとなり、またそのとなり。連続同時に3人ヒット。それを眺めている私に、隣の方から、「あたってるよ」の声。船長タモ取り大忙しである。が、しかし、上がってきたのは大きなホウボウだった。大きさに驚いていたが、3にんとも、ホウボウ。そして私は、20cくらいのまとう。「何で私だけ?ほうぼうじゃないの!こんなにちいさいのが、1匹持って帰りたくないナ〜。」…。もう、釣れない気でいる。まだ8:30前だというのに。
 そして、潮廻りすると、みよしから、バタバタとホウボウがあがる。まさに、ヒラメ船ならぬ『ホウボウ船』へと変わった。そして、私にも強烈な引き込みがきた。「あ〜久しぶりの大きな手ごたえ。ここの所、花ダイも、イサキも錘より軽かったしナ〜」も〜うれしくって、鳥肌立っちゃいましたよ。しかし、肝心のひらめさまが、まだ船中1匹だ。船長は後ろ髪を引かれながらも、移動を決意した。

「船長釣れないね〜。」私も嫌味な女である。船長のせいではないのに。。。しかし、あまりの釣れなさに若き船長のつらそうな顔をみていたら、「こんなときもあるよ」「きっと次のポイントでは釣れるよ」「釣ってやるよ」と、いい人に変わってしまった。しかし、釣れないのである。
そして、右隣の連れのひとのさおが、大きく弧を描いた。ひらめだ。大きかった。うらやましかった。たるからはみ出ている。「もう1匹。がんばって釣らないと」気持ちはわかるが、やけに声がでかい。あたりから引き込みまでの行程を連れに話しているのだが、連れの人も苦笑い。私はこんなに暑いのにたるからはみ出ている尾が腐ってしまうのではないか?クーラーボックスへ入れたほうが良いのではないか?どうせなら、美味しく食べてほしい、などと、人のことばかり気にしていた。そして、憎らしいかな、また、大型のヒラメを釣ってしまったのである。(ヒラメはいるんだよね〜)
もうこうなったら、諦めモード突入。午後船は何釣るのか?鯵は釣れるのか?船長はどこら辺で、酒飲んでるのか?年はいくつだ?結婚してるのか?お互いがんばろうなどと、日焼けを気にして、キャビンで話しまくっていた。……そして、終わってしまったのである。
私は船長と話をしていて、朝の違和感がなんであるかがわかった。太陽だ。冬のヒラメは真っ暗闇の中で釣る。私は8:30を廻った、太陽の位置で、『今日は釣れない』とあきらめる。私の中ではヒラメは暗闇の中で釣れるというジンクスがあるのだ。夏の今はポイントに着いたとたん8:30の位置に太陽がある。これが、私の体内時計を狂わせ、集中できなかった、要因ではないか?
と、いいわけをしたところで、始まらない。もう少し寒くなってから、挑戦しよ〜っと!

待ち人来たらず。待ち魚来たらず。